
静電気の原因は?その対策や被害が少ないスウェット・パーカについて
乾燥する季節に、スウェット素材のトレーナーやパーカを着ていると、聞こえてくることがあります。
あの嫌なパチパチ音・・・
ただ聞こえるだけならまだマシで、激しい痛みとバチンっ!と鳴り響いた時のうんざり感・・・。
たまりませんね。
いくら気を付けていても、ふとした拍子に伸ばした手の先、指の先から目にも止まらぬ速さで走る電撃。
静電気は用心していても被害にあってしまう物です。
特に電気が溜まりやすいとされるウール製のセーターや、カーディガンなどを着ている時に多いですよね。
でも、スウェット素材のトレーナーやパーカも負けてなかったりします。
そこで今回は、スウェットやパーカを着ていて起こる静電気の対策についてバチっ!と触れていきます。
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静電気はそもそも何故起こるのか?もっとも信頼できるだろう理由について
私自身は、いわゆる静電気体質ではなく、ドアノブを触ったからと言って、火花が飛び散ることはありません。
しかし世の中には、静電気体質と呼ばれる方がいるようで、こうした体質の方々は乾燥した季節になると被害に遭われているようです。
では一体、この静電気体質とはなんなのでしょうか?本当に、電気の溜まりやすい人は存在するのでしょうか?
- 静電気体質について
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この疑問に対して、明確な事実というのが存在しないように見受けられました。
静電気体質の人はいるかもしれない。
それが私の得た結論です。
一番参考になった情報は、実験を行った上で検証結果を公開していたサイトの意見です。
このページよれば、静電気体質である人=乾燥肌の人かもしれないと言う結論です。
実験では、静電気に困っている5名(A)と困っていない5名(B)が被験者となり実験を行っています。
正直、もう少し検証人数がいれば信じられるのに…とも思いましたが、まーそれはそれです。
各グループ5名ずつの計10名が、バンデグラフと呼ばれる帯電装置で、体内に静電気を溜めてもらい、静電気が発生するのか検証。
すると、Aグループでは全員が静電気を感じ、Bグループは1名のみが感じると言う結果となりました。
この検証結果を得て、専門家の方に質問した所、静電気の発生には肌の水分量が大きく関わるとのこと。
その話を受け、ABそれぞれの肌の保水量を確認したところ、Bグループは全員が標準肌であったのに対し、Aグループは全員が乾燥肌でした。
また、Aグループの5人に保湿クリームをたっぷり塗り、再び同じ実験をしてみると、3人が静電気被害にあわず、残り2人も少しだけビリっときたと言う結果になったようです。
このことからも、乾燥肌は確かに、静電気体質の原因と言えそうだなと感じました。
とは言え、私自身が静電気体質ではないため、実証が出来ない!と言う面でこれが原因とは言いにくかったりします。
静電気体質がいるかもしれないのは分かった!ではその対策は?
一般的に静電気に悩む方々は、乾燥する季節にその被害を味わっています。
乾燥する季節は、秋の終わりから冬、そして春の始まりぐらいまでとなります。
つまりは、肌寒い季節なんです!
それを考えたら、スウェットやパーカを着込むことは当たり前であり、場合によっては、その上からセーターなども着ることになるかもしれません。
そしてそんな上着を脱ぐ時には、バチリっ!と強い静電気が起こる事がよくあります。
この音だけに関しては、私だって聞いたことがあります。
ということは、別に乾燥肌じゃなくても、静電気は日常的に感じることが出来るものであり、知らず知らずの内に帯電してしまうものであると言えます。
だからこそ必要なのが静電気対策です。
日常生活の中で出来るちょっとした静電気対策
日常生活の中、帯電している状態から、手軽に出来る放電方法があります。
水回りや大部分を鉄で制作されている電化製品には、アース線というものが付いています。
これは主に漏電防止するために付けられており、常に大地と繋がっている状態を保つことで、帯電を避ける役割を持っています。
これは私たちが知らず知らず、体に静電気を溜めてしまっている時にも有効です。
体に溜まった静電気を大地に促し、放電するのです。
ポイントとなるのは、大地に放電すること、そして放電する素材を選ぶことです。
私達の身の回りには、絶縁体となっている物質も多くあります。
ゴムやプラスチックなどが良い例です。これとは違い、街路樹や壁などは電気を通します。
つまりは体に溜まってしまった電気を、放電し、逃がすことが出来ます。
この方法を用いれば、静電気体質の方でも、ちょっとしたことで簡単に放電が行えます。
これをまず第一の静電気対策としましょう。スウェットやパーカなどを着込んでいても、しっかりと放電します。
なおこちらも、所さんの目がテン!第1158回放送『静電気の科学』にて、同じような事が書かれていましたので、参考にどうぞ。
着合わせによる静電気対策を活用して安心生活!
静電気対策には、適度な放電と帯電を防ぐことが有効な手段です。
放電は大地と繋がる事で行えるとして、帯電を防ぐにはどうしたらいいのか?
もっとやりやすく分かりやすい帯電防止策は、衣類の素材選びに気をつけること。
静電気はプラス方向への帯電とマイナス方向への帯電、この差が大きいと、より大きな静電気反応が起こると言われています。
地面にスーパーボールを弾ませる際、その距離が開いているほど、強い反動があります。
雪の中、裸足で歩いた後すぐに、30度程度のお湯に浸かるとものすごく熱く感じます。
両者の距離や幅が大きいと、生み出される結果はより大きなものとなります。
これが静電気の中でも起こっています。
0地点から、大きくプラス方向に向かった電気の分子と大きくマイナス方向に進んだ電気の分子とが触れ合った時、お互いを受け入れる事が出来ず、反発し合います。
その結果、大きな反動として、損害の大きな静電気が生まれます。
これを防ぐためには、なるべく同じ素材の衣類を着ることになります。
また綿や麻など、可もなく不もない、素材と組み合わせるのがオススメです。
なおこちらに関しても、所さんの目がテン!第1158回放送『静電気の科学』にて、参考になる情報が公開されています。
帯電性の低いスウェットやパーカなどはあるだろうか?
当店で扱っているスウェットやパーカには、帯電しにくい商品があるでしょうか?
更に裏起毛と言う、静電気が起こりやすそうな作りであっても、帯電しにくい物はどんなものなのでしょうか?
今までご紹介してきた事柄から考えると、裏起毛も含め、素材が同じ様なものになると言えるでしょう。
それでも完全に静電気を防げるのか?と言えば、そんなことはないでしょう。しかし、対策の一つとしてなら、効果はありそうです。
そんな訳で、同じ素材で制作されたスウェットやパーカをご紹介致します。